留学記事(月間):9月 2015

~トロント留学お役立ち情報~公共交通機関について~

海外に飛び立ち、まず初めに困る事、それは公共交通機関だと思います!
ここではトロントの公共交通機関について詳しくご紹介していきます。

■TTC (Toronto Transit Commission)

トロントの留学生活でメインに使う公共交通機関が、TTCと呼ばれる交通機関です。

TTCは地下鉄、バス、路面電車を運営しており、トロント市内を網羅しています。その規模はニューヨーク、メキシコシティーに次ぐ3番目の規模と言われています。

1. 地下鉄(電車)

電車は全部で4本のラインが通っています。地下鉄地図を見るととても分かり易いですね。

まず黄色のラインが、Yonge-University-Spadina Lineと呼ばれています。そして、横に走っている緑色のLineが、Bloor-Donforth Line、そして黄色ラインのSheppard駅から右に出ている紫色が、Sheppard Line、そして右端にあるのがScarborough Lineです。

さすが大都市だけあって公共交通機関はしっかりと整備されていますね。

また、寒い都市ですので、地下鉄なのはとても嬉しい事。外にある駅もありますが、殆どが地下に駅があるので冬も安心です。

2. バス

トロント市の端から端まで網羅しているのが、このバスです。
駅から近い物件は家賃が高かったりするので、多くの方がバスを利用します。ホームステイ先でもバスを使う所が多いですね!
各駅からたくさんのバスが出ており、バスルートを地図化すると細かすぎて地元民でも覚えられないほど…。

バスに関しては時刻表があり、本数の多い所では5分に1本、少ない所では20分に1本バスが出ています。
最寄りのバスの来る間隔や、最終の時間はしっかり覚えておきたいですね。

時刻表はこちらから検索できます!

乗るバスの番号から検索して覚えておくととても便利です。
ただ、こちらの時刻表、時間通りに来ない事が殆ど…。路線によって変わってきますが、平均的にどれ位遅れて来るのかは知っておいた方が良いです。

3. 路面電車

主にダウンタウンで走っている路面電車。路面電車が現役で運航している数少ない都市である事から、路面電車はトロントの名物にもなっています。Spadina通りの路面電車は専用の路線があるので渋滞知らずですが、Queen通りの路面電車は一般車両と同じ道にあるので良く渋滞します…。

こちらも時間には余裕を持って利用しましょう!

■利用システム

バスや電車、路面電車など、日本でも馴染み深い公共交通機関ですが、利用システムが大きく違います。

初めてトロントを訪れた人が混乱するその違いとは…

1.料金が一律

そうなんです。どこまで乗っても料金いっしょなんです。

例えば1駅乗っても、トロントを端から端まで行っても料金は一緒。距離で幾ら、という考えではなく、1回あたりの運賃と考えると分かり易いですね。
この一律料金の考え方により、さらに難しいのが乗り換えシステム…。それは2番でお話しましょう。

2.乗り換えシステム

1回の移動であれば、無料で乗り換えができるシステムになっています。
例えば、地下鉄からバス、バスからストリートカーなど、目的地に行くまでであれば無料で乗り換えができるようになっています。

その場合は、必ずTransferと呼ばれる、乗換券のようなものをもらわなければいけません。
地下鉄の場合は、改札の近くに必ずTransferと書いてある赤い自動発券機が設置されています。バスやストリートカーについては前払いなので、料金を払った際に運転手に貰いましょう。料金を支払った際に、「Transfer please」といえば大丈夫です。

そして乗り換えの際に、入手したTransferを見せれば無料で乗り換えができます。

3.バスや路面電車ではおつりが出ない

おつりが出ないとかビックリしますよね。

これも留学生が混乱するトロントの常識。バスや路面電車には両替機は設置されていません。必ずピッタシで支払いをしないと損をしてしまうので注意です。

4.定期券は買ったその日から有効ではない

これも混乱するポイント。日本では買ったその日から1ヶ月などの期間が決められますね。

トロントでは1ヶ月の定期券(マンスリーパス)、1週間の定期券(ウィークリーパス)、1日の定期券(デイパス)が発行されています。
マンスリーパスは毎月1日から月末まで、ウィークリーは月曜日から日曜日まで、デイパスはその日限りとなっています。
どれだけ公共交通機関を利用するかによって、どの定期券がお得かを考えて購入すると良いですね。

・各定期のお値段
デイパス:11.50ドル
ウィークリーパス:40.75ドル
マンスリーパス:141.50

※2015年8月時点での情報です。

当社の現地オフィスでは割引定期券の予約販売を行っているので、トロントへ長期で留学の方はぜひ、ご利用くださいね。

■運賃について

1回の乗車:3ドル
TOKEN(回数券のようなもの):3枚8.40ドル 7枚19.60ドル

※定期券の料金は上記をご参考くださいね。

トロントの公共交通機関は日本とは違い、時間通りにはあまり来ません。

時間通りに電車やバスが運行しているのは日本だけといっても過言ではないので、海外に行った時には広い心を持って利用すると良いでしょう。笑

それでもトロントは他の都市と比べて非常に優秀な公共交通機関が通っていますので留学生活も安心です。

日本との違いも多い公共交通機関ですが、分からない事があれば現地スタッフにいつでもご相談くださいね。

トロント:バス

皆さん、こんにちは(*^○^*)

シルバーウィークまっただ中…行楽の季節ですね。
行楽といえば、私がシアトル留学中に絶対に叶えたかった事。

それは… 「アメリカ-カナダ間の国境を越える!」

当時の私は、国1つを跨ぐなんてきっと大変な事だと思っていました。
ですので正直、「叶えられたら良いなぁ」くらいの気持ちでいました。
でも実際、本当に身近で全く面倒ではないのですね。
仕事で毎日シアトルとバンクーバーを行き来する人もいるとか。

そんなこんなで、いとも簡単に1つの夢を叶えてしまった私は、近い事が当たり前の感覚に陥り、滞在中結局4回ほど遊びに行きました。

意外と近くて、陸続きで、日本では出来ない体験をすることができる。
今回は、そんなシアトルとバンクーバー間の行き方についてご案内させていただきます。

まず各都市について簡単にご説明しますね。

★シアトルってどんなところ?

シアトル

昔ながらの港町として有名でスターバックスの聖地でもあります。
観光名所や美味しい食べ物(特にシーフード!)も多数。
また様々な大企業を輩出しているベンチャー精神にあふれた都市ですが、
街並みは決してビジネスライクなだけではなく緑や海に囲まれて、
週末はゆっくりと過ごしていただくこともできます。
アジア系の移民も多く、ダウンタウンでは紀伊国屋でお買い物もできます。

★バンクーバーってどんなところ?

バンクーバー

カナダの西海岸に位置する、近代都市と大自然の融合する比較的コンパクトな都市。
バンクーバーオリンピックで有名になったシンボルや煉瓦道路のオシャレなガスタウンは、
徒歩で色々な場所へ移動できるのが魅力です。
今までに世界で1番住みやすい街としても選ばれた事があります。
カナダといえば、「寒い」というイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、
バンクーバーの冬の気候は日本の東京とあまり変わらない程度です。
『レインクーバー』という造語があるように、雨は多いです。(シアトルも同様)

【シアトル~バンクーバーへの行き方】

シアトルとバンクーバー間1

シアトルとバンクーバー間の約2

シアトルとバンクーバー間の約200kmの距離。
公共交通機関を利用すると、大きく分けて、飛行機、長距離バス、列車の3パターンがあります。
車でも3時間前後で行けるので、国際免許証を持っている方やお友だちで車を持っている方がいれば、ドライブがてらも良いですね♪

1.長距離バス

一般的に利用される方法、1番ポピュラーな方法だと思います。どの方法の中でも費用も1番安いです。
1日に約10便程度で運行されており、片道約3時間半~4時間半ほどの所要時間となります。
たくさんのバス会社さんがありますが、私が利用したのは『Quick Shuttle Service』です。

○料金

片道:$43 往復:$69 ※2015年9月現在/大人1人分/ダウンタウンシアトル発

もしお友だちや家族など、大人数で行く場合は、もっと安くなる場合もあるようです★
長距離にはなりますが、車内も狭くなくのびのびと過ごしていただけます。現地で仲良くなったお友だちと一緒にプチ旅行も良いです。

2.飛行機

あまり時間がなく、短時間で移動したい方向けの方法です。

費用はバスよりも勿論かさみますが、移動時間片道50分と1時間かからず到着することができます。

1日5便ほど運航している『Air Canada』は便利なようです。

○料金

片道:$160 往復:$360 ※2015年9月現在/大人1人分

時期や日にちによって値段も変動しますが、おおよそこのくらいとなります。

3.鉄道

私自身この方法を利用した事はないのですが、今考えてみると1番楽しそうだなと思う方法です。

アメリカ中を走っているAMTRAKという鉄道のCascades線になります。海岸沿いを走る鉄道での旅は、外の移り変わる自然の景色や素敵な眺めを感じながら、道中もプチ旅行の気分を味わいながら移動ができます。所要時間は、バスとあまり変わらず、4時間半ほど。

こちらが『Amtrak Cascade線』です。

○料金

片道:$42 往復:$84 ※2015年9月現在/大人1人分

座席や時間帯によっても異なるようですが、平均は上記くらいになります。
バスと比較してもそこまで大きく変わらないので、時間に余裕がある方や道中もゆっくり楽しみながら旅をしたい方におすすめの方法です。
余談ですが、このAmtrakはシアトル~バンクーバーに限らないので、サンフランシスコに南下したりするのもありです。

いかがでしたでしょうか?

ひょんな事から叶った1つの私の夢『国境を越える!』

入国審査も緊張せず無事終え、シアトルとはまた一味違う雰囲気を感じることができました!皆さんもぜひ、叶えてください(*^○^*)

ここまで読んでいただいた皆さんに、おまけです★

私が初めてバンクーバーに行った時に気付いて、とっても興奮したものがあります。

マクドナルドのM

マクドナルドのMの中をご覧ください。
マクドナルドだけではないそうで、街中でもっと見つけていただくことができるようです。

なんだかワクワクしませんか?

ぜひ皆さんも、カナダへ行かれた際は、このマーク見つけてくださいね♪

留学の醍醐味の1つ、観光!!

その土地の特徴や文化を知る上でとっても勉強にもなる観光ですが、今日はトロント留学でおすすめ観光地であるカサロマをご紹介!

カサロマ(Casa Loma)

カサロマはトロントのミッドタウンにあるプライベートキャッスルです。
カサロマを知るためには、まずカサロマができた背景などを知るとより面白くなります。

20世紀の始め、ヘンリーさんというとってもとってもお金持ちの方がカナダにいました。
プライベートキャッスルという名の通り、カサロマは個人のお城です。
個人でお城を建設できちゃう位お金持ちのヘンリーさん。ナイアガラの滝を使った発電で巨額の富を得た大富豪です。

ヘンリーさんが本気出して家を建設するとこうなる!みなたいな感じでしょうか。笑

家にしてはその巨大すぎるプロジェクトですが、総工費はなんと350万ドルと言われており、日本円に換算すると3億5千万円。
1900年初頭のこの価格で、日本は銭の単位を使ってた事を考えるとこの金額がとてつもない事が分かると思います。
きっと当時のどこかの国の国家予算に匹敵しそうな額ですね。

300名もの労働者を動員して完成までにかかった年数は、なんと3年。
98もの部屋があるこのお家。

当時のカナダで最大の個人宅と言われていました。

事業で大成功をおさめ、壮大過ぎる家を建設し、まさに成功者への道をしっかりと歩んでいるかに見えたヘンリーさん。
第一次世界大戦中にトロントの家にかかる所得税は、年間600ドルだったのが、月1000ドルにまで急騰。
すでにアート(絵画など)で1億5千万と、家具で2500万円使っていたこともあり、この増税はヘンリーさんの懐にかなり打撃を与えます。
他にも様々な事情があっての財政難だとは思いますが、とても悲しい結末がヘンリーさんを待っています。

なんと、ヘンリーさんがこの豪邸に住んだ期間は10年以下。
1923年には手放してしまうことに…。

その後はホテルなど、様々なかたちで利用されてきましたが、今となっていはトロント市が運営して多くの観光者がおとずれる名所となっています。

そんな豪邸はどんなものなのか、写真でご紹介!

まずこの外観。

あいにくの曇り空の写真ですが、毎日帰る家がこんなお城だったらどんな気持ちになるんでしょうか。

カサロマ1

お次はこの素敵すぎるお部屋。

椅子に座って読書とか最高の休日になりそうですね。

カサロマ2

このピアノも実際に使われてたんでしょう。

カサロマ3

こんなパーティールームがあったら、毎週のように友人を招待したくなりますね。

カサロマ4

この美しすぎる庭園も見どころです。

カサロマ5

カサロマ6

プライベートキャッスルなので、ヨーロッパになるお城と比較するともちろん規模は小さいですが、王様とかではなくて個人でこれを所有していたというのが凄い所。

カサロマまでの交通ですが、公共交通機関がとても便利です。

Dupont駅から徒歩10分ほど。

半日ほどの時間を見ておくと良いでしょう。

ハリウッド映画でも使われる名所ですし、また運が良ければお偉いさんが立ち寄ることも!?
この時は、Queenが来ていると担当が言っていましたが、留学したての私はどこのQueenかは分かりませんでした…。

カサロマ7

カサロマ8