私の留学の目標は、本気で遊ぶこと。

せっかく海外にいるんですから家にこもっている生活ではなくて、外に出て友達と遊んで、英語を使うことが当たり前になりたかったという私の希望のもと、この目標を自分の中で掲げていました!

そんな目標を持っていた私なので、イベントやパーティーがあればどんどん参加していた私。
一時はもしかしたら参加率的にある意味有名人になっていたかもしれません。笑

そんなイベントの時にあった悲しい出来事。

友達を友達に紹介する事は日本よりも多い欧米文化。
映画のワンシーンでも良くみるかと思います。

留学が始まって数ヶ月たっている私には、その文化もとても慣れてきて、自分もできるようになってきていた頃のあるイベントにて。

イベント会場にて私の友人を発見。
「Yo what’s up dude」なんて言いながら握手をする、なんか欧米っぽいことも慣れてきていた私。笑

その友人が日本人の女の子と一緒にいたので、紹介を受けました。
そしてその後のやりとり…

私:「あっ、日本人の方なんですね。僕はのりゆきっていいます。よろしくね。」

日本人の女の子:「ごめんね、私日本人には興味ないから」

私:「…。」

この違和感しかないこのやり取り。
友人に紹介された以上、簡単でも良いから挨拶をするのが礼儀。
でもその女の子は、私が日本人だから関係を持ちたくないとバッサリ切ったのです。

私に対しての失礼な言動、そして私の友人の面子を潰す言動、さらに人種差別のこの言動。
私は怒りを通りこして、悲しい気持ちになりました。

気持ちは分からないでもないです。
せっかく留学に来ているんだから、日本人とつるみたくない…。なんて思う方もいると思います。
私も留学前まではこんな事考えていました。
それはそうですよね、海外まで行って日本語を話さなくても。

でもこの考えは、少し間違えると自分の首を絞めてしまうからとても注意が必要なんです。
というのも、冷静に考えると、日本人とつるみたくないという発想は、日本人を除外するということ。

人種で友人を選ぶということになります。
こんな悲しい事ありません。
〇〇人だから関係持ちたくない。

みなさんはどう思いますか?

私はそれに気がついてから発想が変わりました。
日本にいるときは人種に対してたくさんの先入観があった私も、何人だろうが良い人は良い人、悪い人は悪い人と気がついてから全てが変わって気がします。
人種という眼鏡をかけてその人を見るのではなく、裸眼でその人を見るようになったのです。

日本人と一緒にいたって、英語環境を作る事は簡単です。
私の自慢はたくさんの友達ができたこと。そしてその友達の中にはたくさんの日本人もいますが、誰よりも多くのカナダ人のコミュニティが出来て、親友と呼べる本当に信頼できる友人が2人もできました。彼らとは留学が終わった今でも連絡を取り合っている仲です。
その彼らとの出会いのきっかけは、まさかの日本人の友人からの紹介でした。

たった1人ぼっちから始まる留学生活。
そこから段々と大きくなっていくコミュニティ。
私は日本人の友人がいても良いと思います。

留学中に気を付けておきたい事は、「日本語に甘えないこと」であり、「日本人と交流を持たないことではない」と私は思います。

これが難しいんですけどね。笑

これから留学を考えている方、いま留学中の方。
自分が日本人を除外していたつもりが、いつの間にか自分が周りから除外されているかもしれません。

一期一会を大切に、多くの友人を作っていって欲しいと思います。


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