アメリカ留学体験談

留学屋さんをご覧のみなさま、こんにちは。

こちらのブログは『留学と放浪と私と』というタイトルで、私の留学体験を当時の写真を交えながらご紹介させていただきます!
少しでもみなさまの留学計画、留学生活のお役に立てば幸いです。

第一回と飛行機と

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この写真は出発の際の機内です。
懐かしいです。自分の席まで行ったと思ったら、知らないお兄さんが座って雑誌を読んでいました。
留学の始まりがこれで大丈夫なのかと笑えましたね。笑

出発前に多少英語の勉強をした成果を発揮するチャンスはここしかない!
と彼に英語で話しかけお互いのチケットを確認しましたがどう見ても同じ座席です。
CAの方が来るまで雑談 in English。

偶然にも彼がすごくいい人でCAの方にDouble-Bookingになっていると伝え、彼と私が友人だから二人とも2つ空いている席に移動させろと交渉開始。笑
速い。喋るの速い。CAさん日本人っぽいけどついて行ってる。すごい。
50%ぐらいは理解できたのでなんとか私も話を合せることができ、見事Business Classへランクアップ。

彼がにやにやしながら、
"Sorry, dude, I tried to get First-class seats, but…"
と言っていましたが、あの早口の中でFirst-classという単語を聞いた気がしない。
こんな留学の始まりでした。

みなさんも留学出発前にも少し英語を勉強してるとスムーズに(?)留学がスタートできるかもしれません。

第二回と桜と

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留学地であるアメリカ、シアトル行きの飛行機でのトラブルもありながらなんだかんだ無ことにシアトルに到着しました。
入国等の審査も特に問題なく無ことに到着、現地のスタッフの方が送迎に来て下さっていたので空港からの移動も滞りなく学校寮へ。

長時間のフライトではありましたが前回の件のおかげかさほど疲れてもいなかったので、荷物を整理するのもほどほどにこれからしばらく生活するシアトルを散策してみることに。
わりとなにもないのね。
良くいえば、そう、閑静な住宅街というやつです。

アメリカではそこら中でストリートバスケットをしていて、HIP HOPが流れていて、空気を吸っただけで高く飛べるんだと思っていた私は少しがっかりしました。
とはいえ、左車線を走る車、興味本位で入ったスーパーマーケットやコンビニに並ぶアルファベット、日本とは全く違うその何もかもに、一歩一歩進むごとに新鮮さを全身で感じながら歩いていました。

そろそろ戻ろうと迷子になるのが怖くて、(なんせ持ち物は電波の入ってない携帯だけだったからね!)ただただ真っ直ぐ歩いてきた道を引き返す途中に、桜が並んでいました。
真っ直ぐ歩いてきたはずなのですが、新鮮さに目をとられるがあまり往路では目に入っていなかったんですかね。
日本を離れてまだ100時間も経っていないにも関わらず、少し感傷的な気分になりました。

正直な話日本があまり好きではなく、海外に出たいと考え辿り着いたアメリカの地で、かくも日本的なものに心を動かされるとは思っていませんでした。笑
今後、留学を通して私の様々な価値観・感性・考え方が変わっていくのですが、今思えばこの桜が最初のものでした。
感傷といえば、留学生の少なくはない割合の人が、程度はあれどホームシックと呼ばれる経験をします。

そんなときは、留学に来た目的や初心を思い出したり、周囲の人に相談するのが一番です。ひとりで考えていてもなかなか解決しません。
そういった意味では、多くの留学生と関わってきた現地留学エージェントに相談することが一番の解決策といえるでしょう。

第三回と初日と

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シアトル到着後の土日を終え、ついに学校初日です。
土日の間はスーパーでお買い物をしたり、到着日の夜になってからベッドにマットレスしかなく掛布団も枕もないことに愕然としたりしていました。
この写真は初日起きて朝ごはんを食べてるときですね。

ミルクの入ったシリアルとオレンジジュースというセンスのなさ。
今までの人生で自炊を避けつづけたことを後悔する日々の始まりです。
学校寮ってもう少しビジネスホテルのようなものを想像していたのですが、どちらかというと家に近いものでした。

ビジネスホテルっぽい寮もあったみたいですがそんなことは知らず。
この家にもあと2人住んでいるはずなんですが、、どう考えても無人です。静かです。
冷蔵庫には凍ったピザとチキンウィングが入っていました。アメリカ万歳。

ちなみに、私が入学したのはアメリカのシアトルにあるコミュニティーカレッジです。内部に大学付属語学クラスもありました。
私は大学課程のHospitality専攻で出願して、今ここです。
そして、学校に登校するとまずオリエンテーション。
広いホールに各国からの新しい留学生と、同じ国の在校生1名が着席。

日本人は6人いたのかな。
ありがちな説明つらつらと英語で行われ、聞き取れないことがあれば在校生に聞いてね。ですって。安心ですね。
それが終わると噂のクラス分けテストであるプレイスメントテストです。
私の学校では、パソコンに向き合うタイプのテストでした。

画面に簡単な問題から徐々にレベルアップしていって、正答率が下がってきてしまった時点で終了、、なのかな?
所要時間は1時間くらいでした。
結果はすぐにはわからず、その後は学校見学?校舎が複数ありましたし敷地もそれなりに広かったので、ふらふらとして初日はおしまいでした!

第四回と食洗機と

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学校初日から一週間はあっという間でした。
前回の投稿でご紹介したプレイスメントテストも無事希望のレベルまでパスすることができ、ESLコースではなく大学課程への入学が認められました。
日本の大学と同じくシラバスを片手に履修登録も決定し、友達もたくさんできました。

日本人、フランス人、中国人、アメリカ人、香港人、韓国人、サウジアラビア人、トルコ人、、国籍で分けるときりがないです。
そんな順調に流れ始めた日常を襲った悲劇の写真です。
私がなにかしたのでしょうか。

食器洗剤を入れるべきところに表示に従って、緑色のアメリカ的な香りのする洗剤と思しきものを入れただけなのですが、、
洗剤といえば、そういえば。
最初の週末にスーパーに買い物に行ったときのことです。
いろいろ日用品を買い回っていた私に直面した言語の壁。

爪切りって、、なんていうんだっけ、、
知っているはずの単語がでてこないあの特有のもやもや感、、
Nail… なんだっけ。
店員さんに話かけ、なんとかわかってもらえました!

A NAIL CLIPPER!!! こんな簡単な単語がなぜ出てこなかったのか、、
もう一生忘れないでしょう。
もうひとつ。
件の洗剤です。食器ではなく服の方です。

出てこない。washer, cleaner, liquid, Downy….
どれだけ考えても出てきませんでしたね。
DETERGENT!!
この単語も一生忘れないでしょう。
日常の中で必要に迫られて覚えた単語ほど忘れにくいものです。
英語の勉強なんて日本にいたってできるんです。

ネイティブとの会話だって日本にいてもできるんです。
国際交流だってそう。日本は世界有数の先進国ですよ。
こういった経験と学びこそが留学に行く意味ではないかと思います。

最後にこれから留学に行く人、特にアメリカに行く人にアドバイス。
食洗機に入れる前に一度洗ってから入れましょう。
日本のものと比べるとあまり仕事をしてくれません。
そして、食洗機用の洗剤は意外とだいたい固形のものです。

第五回とスペースニードルと

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その後の私ですが、無ことにプレスメントテストはパスできていました。
つまりESLクラスを受けずにCollegeのクラスに参加できることになりました。
よかった。

あとは日本の大学と似たようなものです。シラバスを片手に履修登録です。
2つ驚いたことがあります。

1. 履修数によって授業料が違いました。
私の通っていた日本の大学では2単位だろうが56単位だろうが授業料は同じだったので驚きました。本当に。
確かに、よく考えてみれば授業数によって授業料が変わる方が自然な気もしますけどね。

2. 履修要件が多い。
この授業をとるためにはこの授業の単位をもっていないといけない、この授業をとるためにはこの授業をグレード3.2以上でパスしていないといけない。などなど。
新入生の私に単位もなにもありません。日本の大学の単位を移行しようとしてもそのほとんどが認められていなかったですし。
ん?ちょっと待て。なにかがおかしい。

私がこの大学を選んだ理由は、予定していた留学期間でHospitalityのDiplomaを取るためだったはず。
どう見ても無理です。なんだこれ。
『騙された。』という気持ちが今の私が留学業界にいる理由でもあります。
しかし、まあ自分が悪いんです。

みなさま、特に海外留学で資格や学歴を得ようとしている方は、よくよくよくよく調査されることをおすすめいたします。
私が自分自身の経験を以て全力でお手伝いさせていただきます。
まぁせっかく留学に来たのだし後悔してても仕方ない。
その後、私の留学を当初予定していたものから大きく変える原因のひとつがこれなのですが、まぁそれはまた今度の話。

写真は、シアトルのダウンタウンにあるスペースニードルというタワーです。
車内から写真です。車が左ハンドルだから助手席から撮影してるみたいですね。
そう車といえば、、これもまた今度のお話で。

第六回と車と

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左ハンドル!アメリカ!車!国際免許!
そう。車を買いました。
思った以上にアメリカは車社会でした。特に西海岸はその傾向が強いように思います。
もちろん公共交通機関はあるのですが、この恵まれた日本にいながら公共交通機関が嫌いな私には耐えられません。
冗談かと思っていた時刻表通りに来ない電車・バスという話は本当です。みなさんお気を付け下さい。

日々運転していると様々な車に出くわします。
走ればいい。と言わんばかりのサイドミラーがガムテープで固定されている車や、無理やりオープンカー状態の車も見かけました。
国際免許は日本を出発する前に免許センターで交付してもらいました。

しかし。
1. 赤信号でも安全を確認できれば右折してもいい。
2. 駐車場でバックで停めている人なんてまずいない。
3. そこら中にバンプ (スピード抑制のためのデコボコ)がある。
4. 高速道路は無料というか普通の道とさほど変わらない。
5. 標識もメーターも全部マイル (mph) 表示。
6. 多少の故障は自分で直す。
7. そこら中で Hey dude, would you gimme a jump for me? が飛び交っている。
こんなことは聞いていませんでした。

7つ目の「ジャンプ」はバッテリーがあがってしまって、他の車からケーブルをつないでエンジンを掛けることです。
なぜあんなに頻繁にバッテリーあがりが発生するのは私にとって永遠の謎です。
そして!お得な情報をひとつ。
アメリカの免許書を取得するのは簡単です。テストを受けて、実習テストにパスすればいいだけ。
日本でいう、「飛び込み」が一般的です。車は持ち込みなので誰かに貸してもらいましょう。
しかも、確か数十ドルで受験できます。

ただし!アメリカで取得した免許書を日本でも有効にするためには、以下の条件が必要です。
1. 外国免許証が有効であること (有効期限の切れた免許証は切り替え不可)
2. 外国免許証を取得した日から通算で3ヶ月以上その国に滞在したことが証明できること
そして、私見では、アメリカで運転できても日本ではできないと思います。

ルールが違いすぎます。
私は帰国後3回は公道を逆走し、交差点手前でワイパーを全速力で動かしてしまう辱めを幾度となく受けました。
特に駐車場内で右側を走ってしまう癖はなかなか直りませんでしたね。
ということで、ぜひ、ご留学前の運転免許取得をおすすめいたします。
でも、時間ないしという方には合宿免許取得がおすすめです。

第七回とオレゴンと

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アメリカは合衆国です。
日本に住む我々にはあまりその概念に親しみがありませんね。
州によって法律が変わるし、税金も変わります。
私が住んでいたところはワシントン州のシアトルです。

ワシントン州の南にはオレゴン州があり、その更に南にはカリフォルニア州があり、そのまま進めばメキシコに到着します。
日本で例えると県のようなものだと思っていただけるとわかりやすいと思います。
県境を越えるときにいちいちパスポートなんて必要ないです。

ただし、東京都から神奈川県に移った瞬間、法律が変わります。税金も。
東京都の消費税10%なのに、神奈川県に行けば消費税がない。
じゃあ、みんな横浜でお買い物しますよね。
そう。オレゴン州はTAX FREEの州なんです。

ワシントン州シアトルからオレゴン州ポートランドまでは車で4時間程度でした。
私はポートランドに友人がいたので会いに行くことが主な目的でしたが、
世の中には電化製品や車など大きな買い物をするためだけにポートランドに行く人もいるようで、、
だしかに消費税10%が節約できるなら移動費よりも大きな金額になる場合が多いですかね、、
そんなこんなでポートランドにいる友人を訪ねに行きました。

友人も日本人留学生で、ホームステイをしながら日本語教師のインターンシップをしていました。
英語で日本語を教えるなんてとても難しいことかのように今も思いますが、非常に充実した日々を過ごしているようでした。
余談ですが、ホームステイに当たり外れがあるとよく言います。
彼女の場合大当たりだと言ってよいでしょう。

どう考えてもリッチな地下室とパティオのある邸宅にステイしていました。
部屋の一角にグランドピアノ、音響設備ばっちりのシアタールームなどなど。
ステイ先のお父さんもお母さんもとても良い人で、私を迎えてくれました。
お父さんはなんかすごい感じの設計士?建築士?なのかな。男前でしたね。

私の場合、いきなり寮生活から始まって食洗機に弄ばれていたものですから、少し羨ましかったです。
写真はそのホームステイファミリーの家にあったイースターエッグです。
日本ではまだまだ馴染みのない習慣ですね。

第八回とソニックスと

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ポートランドから帰ってきました!
愛しのシアトルです。
ポートランド滞在中は、現地のご家族のホームパーティーにも参加させていただきました。

そこにいらっしゃっていた、どこだかの家庭のお父様がなんでもNIKE社にお勤めだとかなんとか。
「俺は、コービー・ブランアントのシューズ開発に携わった。」という話と、「自宅にコービーのサインがある。」という話をしきりに自慢されていました。
ええ、非常に羨ましい。

アメリカの四大スポーツへの熱は日本に住む我々からは図り知れないものがあるなあと感じましたね。
奇しくも、ちょうどNBAのプレイオフシーズンだったので、そりゃあもうね。
皆様、ご贔屓のチームの話が長い。
写真は、今は無き、シアトルに本拠地を置いていた Seattle Super Sonics のホームスタジアムです。
残念なことに私が渡米するときにはチームは本拠地を移してしまっていたのです。

アメリカに行って、絶対にNBAを見る!という、私の幼いころから夢が、、
アメリカ留学中は本当にいろいろな国籍の人とスポーツを通して交流できました。

公園でバスケットしたり、ジムでバスケットしたり、学校でバスケットしたり、ええ。
高く跳べたかどうかはご想像にお任せします。
スポーツを含め、文化に親しみをもって留学に行くことは、多少なりとも何かのきっかけになります。音楽であれなんであれ。

第九回と引越しと

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オレゴンから帰ってきました。
引越します。
アメリカ・シアトルに渡航後、私は留学生活を 学校寮 に住んでいました。

学校から徒歩5分!
近所のスーパーまで徒歩5分!
コンビニまでは徒歩2分!
という好立地で、なんの文句もありませんでした。
1階が車庫になっていて、2階がリビングとダイニングキッチン、3階に個室が3つ。
同居しているアラビア系留学生と、アメリカ人学生もいい人。
とてもとても恵まれていたのですが、、
だって、、

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なんかプールあるし!

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こんなことしたいし!
ジムまでついてて、月1100ドル!
ひとりでは、アルバイトが許可されていないアメリカ留学生にはなかなかきつい。
というわけで、はじめましたルームシェア。もとい、シェアハウス。いや、フラットシェア。
学校の留学生友達と、なんと5人で。笑
1人当たり220ドル!学校寮より安い!
そうと決まれば引っ越しです。
IKEAで家具とかを買ったりして、、
長期留学だからこその選択肢ですね。短期留学の方には家具とか買わなくてもいい、ホームステイや学校寮がおすすめです。

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IKEAで気に入るものがなかったので、自室のテーブル(?)は、道で拾ったブロックに板を乗せただけ。

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第十回とバンクーバーと

私が留学していた、アメリカ・シアトルから、カナダとの国境までは車で約2時間半程、
カナダ国境からとのカナダ国内有数の都市バンクーバーまでは車で約1時間半程、、、
日本から、バンクーバーまで行こうとすれば、安くても航空券は10万円ちょっと。
シアトルからだと、高速道路はタダ!
はい。いってきます。
先ずはアメリカ・カナダの国境

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島国である日本に住んでいると、地続きの国境はとても新鮮です。
何も悪いことしてませんが、入国審査はいつだって緊張します。
カナダドル!アメリカドルに慣れ始めた私にとってはちょっと大きめ。

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シアトルに比べて、どことなくヨーロッパっぽい街並み。

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楽しかったです。
カナダ・バンクーバーについては、
バンクーバーに留学に行っていた人に聞くのが一番

第十一回とスポーツと

さて、引越しをしたり、バンクーバーにいってみたり、シアトルは?
といった感じですが、もちろん楽しいです。
近くの公園でバスケットボールをしてみたり、

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みなさん、見るからに上手そうですが、その通りです。
この国のスポーツのレベルはどうなっているのでしょうか

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バスケットを一緒にしていたお兄ちゃん (写真奥でよくわからないポーズを決めている人です。) の家族の誕生日パーティーに飛び入り参加してみたり、
留学生友達のホストファミリーから、なぜか私まで野球観戦に誘われて、
人生初の野球観戦が大リーグになってみたり。

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当時、まだイチローがシアトルにいたり、
たまたま相手チームにマツイがいたり

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珍しく(?)その試合、マリナーズが勝ったり

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留学生の話を聞くと、いろいろなホストファミリーがいますが、、
彼のホストファミリーはすごくいい人でした。ありがとう。笑

第十二回と決断と

わたくし、くぼ こうたろう とうじ にじゅういっさい、決断 いたしました。
旅に出ます。
思い返せば、半年前。

期待と緊張と根拠のない自信を持って、ここシアトルで私の留学生活が始まったわけです。
たかが6ヶ月、されど目に映るその全てが新鮮な6ヶ月。
シアトルを去りがたい、愛着を持つようになっていました。
初めての留学、英語が全く通じなかったらどうしよう、、まあなんとかなるか!

そう思って旅立ち、
曲がりなりにもなんとか生活ができ、
学校のGPAも3.5以上を獲得し、
引っ越しもでき、
現地のアメリカ人の友達もでき、
様々な国から集まる留学生たちとも友達になり、
フランス人留学生から香水とはなんたるかを学び、
アメリカ人と公園でバスケットをするという夢も叶え、
英語で生活できてる私。

でも、ここには友達もいて、みんなが優しくて、困っても日本語と英語を完璧に話せる学校のスタッフがいて。
よし、旅に出よう。

自分ひとりで、鞄ひとつで、この半年で成長させたはずの英語を使って、旅に出よう。
全く知らない土地で、知り合いが1人もいない、あの留学生活初日のような、追い詰められた感。
目的は以上。目的地は未定ですが。

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Good bye SEATTLE, I will be back someday!

第十三回とロサンゼルスと

と、いうわけで旅に出る決意をしました。
Good bye SEATTLE, Hello Los Angeles

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シアトルとは、街並みも雰囲気も違います。
はい。着きました。
アメリカ、カリフォルニア、ロサンゼルス

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WEST COAST!西海岸! 早速ではございますが、宿など決めていません。
探すこと1時間程で決定!一泊30ドル!
滞在先も決めて、あとは行く当てもなく、ロサンゼルスの街を散策したのですが、広い!
ロサンゼルスというエリアが思った以上に広範囲であることに驚きながら、
気付くと、よそ者が入ってはいけなさそうな通りに入ってしまい、危険を感じてすぐに引き返したりしながら、楽しく過ごしました。
かの有名なステイプルズセンター。
Los Angeles Lakers のホームスタジアムです。

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手前の銅像は、マジック・ジョンソンですね。
用もないのに、なんとなくビバリーヒルズ。

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第十四回とメキシコと

Good bye Los Angeles, Hello Mexico.
ロサンゼルスから、さらに南へ。

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ロングビーチに到着!

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サンディエゴに到着!あと少し!

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ついに、、 アメリカとメキシコの国境の街、メキシコ・ティファナが見えてきました。

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陸路での国境突破、第二回は、徒歩です。笑
ロサンゼルスを出発するとき、
明らかに悪そうな (笑) お兄さんに、ティファナに向かうことを告げると、「気を付けろよ。」と言われました。
あれは、旅に出るときの社交辞令ではなかったことが、今わかりました。
本気で、気をつけないとダメな場所なんですね。
先ず、入国の瞬間からおかしい。
上の写真に写っている、遊園地とかの入口にある回転扉が見えますでしょうか?
あれをくぐった瞬間、メキシコです。笑
あれ、、入国審査とか、、書類の確認とか、、ないの?
あれほど嫌いな入国審査が、このときばかりは恋しかったです。
カリフォルニアへの留学をお考えのみなさん。
メキシコに観光に行くことを検討されると思います。
行くなら日中にしましょう。
そして、一人で行くのはやめておきましょう。
できれば、信頼できる詳しい人と一緒に行きましょう。
というのが私の感想です。

第十五回とラスベガスと

Good bye Mexico, Hello Las Vegas.
メキシコからアメリカに再入国。
入国審査ではかなり怪しまれました。笑
なんとか入国でき、向かった先は、ラスベガス。

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砂漠の中にある都市だとは聞いていましたが、、
ほんとに砂漠なんですね。
ロサンゼルスから車で4時間ほど、、ガソリンがなくなる恐怖と戦いながら走り抜けると、、

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つきましたねー
ほんと、ユニークな街です。
ラスベガスに着いて、最初に入ったトイレがこんな感じ。

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こんなところにいても、私が泊まった宿は一泊あたり$50以下。
でも楽しめました!
気持ちだけオーシャンズイレブンです。

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第十六回とトロントと

Good bye Las Vegas, Hello Toronto.
ラスベガスから次に向かった先は、ついに東海岸。
カナダの最大都市であるトロントです。
かれこれ半年以上を過ごしたアメリカ西海岸とお別れです!

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はい。つきました!
西海岸と雰囲気が全然違う!!
西海岸と都市が日本でいう大阪、東海岸は東京のようなイメージです。
カナダ最大都市である、トロントには、NBAのチームがあるんです!
Toronto Raptersのホームスタジアム、ロジャーズセンターです。

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興味のない人には、なんでもないですが。。
トロントで受けた印象は、住みやすそう!
交通機関も発達していて、みなさんフレンドリーで、ダウンタウンもきれいで大きくて。
もう一度いきたい都市のひとつです。

第十七回とニューヨークと

Good bye Toronto, Hello New York.
カナダ最大の都市トロントから、
アメリカへ再々入国です。
入国審査対策で、ニューヨークの次の目的地までの航空券を準備して臨んだおかげで、なんとか入国できました。笑

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アメリカ最大、世界の中心とも言える、エンパイア・ステート、ニューヨーク州、ニューヨークです。
ここでも、特に行くあてもなくフラフラと放浪していましたが、さすがニューヨークといった感じでした。
地下鉄でどこでも行けるし、たいくつすることなく過ごしていました!
予算と時間があればショッピングができれば、もっと楽しかったんでしょうが、、
今後の旅のために、荷物を増やすわけにもいかず、、

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ブロードウェイでミュージカルを見てみたり、
MoMAに行ってみたり、
セントラルパークを散歩してみたり、
SOHOでウィンドウショッピングをしたり、
ニューヨーク郊外までいってみたり、
郊外の地下鉄でこわそーな人に、なんだこのよそもの。みたいな顔で睨まれてびびったり、
そして、ニューヨークといえば!
ミュージシャン、スポーツ選手、エンターテイメントの聖地(?)
マディソンスクエアガーデンです。

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第十八回とロンドンと

Good bye New York, Hello London.
ついに、北米、アメリカを離れるときが来ました。
シアトルからこの旅を始めたときには、アメリカ国内をまわるつもりでしたが、、
東海岸まで来た以上、、ヨーロッパなんて目と鼻の先です。
日本からヨーロッパまで行こうとすれば、片道10時間以上
でも!
アメリカ東海岸からなら、3,4時間程度

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イギリス、ロンドンに到着!
ロンドンといえば、赤い2階建てのバス!
そして、ビッグベンとロンドンズ・アイ

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どちらも外から見ただけですが。笑
アメリカ大陸から、ヨーロッパに来たわけですが、
全然違いますね。
言葉も、文化も、建物も、雰囲気も、
日本にいると、『海外』や『欧米』という一括りにしてしまいがちですが、、
全然別ものです。笑

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大英博物館にも行って、ロゼッタストーンを見てきたので、
最高の語学留学ですね。

第十九回とパリと

Good bye London, Hello Paris.
イギリス、ロンドンから、次に向かったのは花の都、フランス、パリです。
今回の滞在先は、パリ中心地の!
8人部屋!笑 一泊20ユーロ!
いろいろな国から来たパックパッカーや学生などいろいろな人がいました。
英語通じない南米の人とか、英語通じないイタリア人とか、、
アメリカの大学在籍中にスペイン語勉強しててよかった!!

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目的地はありませんので、ただただパリの街を散策。
一日、5時間以上は歩きまわってました。笑

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歩いていたら、迷子になって郊外にある老人ホームの敷地に迷い込んでみたり、
パリの外れの方までいくと、話しかける人全員が英語を話さない人で途方にくれたり、
南フランスから一人旅に来ている、身長170センチ以上はあるであろう、ドレッドヘアーのおねーさんと仲良くなって、フランス語を教えてもらったり。
いろいろなパリの顔を見れたと思います。

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ルーブルは、ほんとうに楽しかった!
っていうか広すぎる。全部真剣に見ようと思ったら、3日は欲しかったですね。
ルーブル以外にも、3つほど美術館に行きましたが、最高でした。

第二十回とギリシャと

Good bye Paris, Hello Greece.
フランス、パリでの滞在を存分に楽しんで、一気に東へ!次に向かったのはギリシャ!
下調べなしの行き当たりばったりのこの旅の弊害がついにでました。
空港に降り立ったのは、いいものの、、
公共機関系の大規模なストライキ中らしいです。笑
聞いてない。移動手段はタクシーor徒歩。ごみ収集もされていないので街のゴミ捨て場は山盛り。
来てから気づきましたが、文字が読めません。

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この頃には、私もかなりタフになってましたね。
まあ、仕方ないと思って、なんとか宿を探してチェックイン。
宿のオーナーさんや、他の宿泊者に、どう過ごすべきか相談。
すると、聞いたことのない島に行くことを勧められました。
ミコノス島?どこそれ?
アテネから船で数時間らしく、船は運行してるとのこと。
港まではタクシーで行くしかないよ。と。
せっかくおすすめしていただいたので、行ってみました。
船に乗って、エーゲ海を進みます。
3時間ぐらいかかったかな?
島が見えてきました。なんか、家白いし、すごそう。

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と思ったら、手前のシロス島というところらしく、期待を高めて船に乗り続けて着いたのが、、

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こんなすごいとこだとは思ってませんでした。
絶対にもう一度行きます。
楽しすぎて。島を一周する勢いで散策。ただひたすら散策。
してるうちに、帰りの船を逃すという失態。
なんか、やたら高いホテルばっかり見つかるので、私が選んだのは野宿。笑
朝焼けのビーチ。

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翌朝の最初の便でなんとかアテネに帰ってきました。笑

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無計画の旅のせいで、ストライキに巻き込まれたり、期せずして野宿をすることにはなりましたが、、
あの島に行けたのも無計画の旅だったから!

第二十一回とイタリアと

Good bye Greece, Hello Italy.
無計画のこの旅の醍醐味(?)を味わったギリシャを離れて、次に向かったのは、再度西へ。
イタリアのミラノで今度は空港で寝て、次の日にローマへ。
ギリシャでの出来事を境に、寝るときの環境への意識が崩壊しています。笑
イタリアでも明確な目的はなく、ただただ放浪。散策。

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たまたまバチカン市国に辿りついてみたり。

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ローマの街を見渡せる、絶景ポイントっぽいところに辿りついてみたり。

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そんな私でも、ローマに来たら絶対に行きたかった場所が。
ここ!!!

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なんてことないただの道ですが。
全ての道はローマに、、、
アッピア街道。

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それほど歴史マニアというわけでもないですが、、
ロマンですよね。

第二十二回とスペインと

Good bye Italy, Hello Spain.
そしてやってきました。

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Voy a ir a Barcelona! とつたないスペイン語で、ローマ空港で伝えて到着したのは、スペイン、バルセロナ。
バルセロナで気づいたことは、私はどこの国に行っても、どこか解放的な雰囲気のある港街が好きです。
日本然り、アメリカ然り、ここスペインのバルセロナ然り。
バルセロナといえば、、

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本当にまだまだ工事中なんですね。笑
とはいえ、なんだかんだもうすぐ完成が見えていると。
完成したらまた行きたいです。
そして、パーク・グエル

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いつも通り、予備知識なしで行ったのですが、このトカゲみたいなのがシンボルなんでしょうか。
バルセロナ初日を楽しんで、気づきました。
宿探すの忘れてました。
しかし!探せど探せど、空室が見つからない。
どうやら今日はバルサの大きな試合の日らしく、どこのホテルも満室とのこと。
はい。野宿です。
いい加減、平気になってしまいました。
途中で、道行くスペイン人バルササポーターに絡まれて、結局朝まで一緒に遊んでましたが。笑
そんなこんなで、バルセロナから首都マドリードへ行こうと思い立ち、
バスのチケットを買おうとしたら、チケット窓口の人、英語全くしゃべれないとのこと。
窓口:Donde Vas?
私:Voy a ir a Madrid!
窓口:Cuando …? (聞き取れず)
私:Ocho cuarenta y cinco! (たぶん出発時刻だろう…)
みたいな感じでした。
なんとか買えましたが、スペイン語をもっといっぱい勉強しておくべきでした。
で、着きましたマドリード!

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バルセロナより北にあって、内陸地のため、寒かったです。
ここでは、主に美術館めぐり!

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レイナ・ソフィア美術館は広くて、作品数も多くて、私の好きな画家の絵もたくさんあったので、本当に楽しかったです。

第二十三回と帰国と

Good bye Spain, I'm back Japan.
ついにこの日がやってきました。日本へ戻ります。
マドリードを出発して、、

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最後までスムーズには進まないようです。笑
マドリードを発って、10分後エンジンが1つ停止したとのこと。
無ことに引き返して、マドリードにオーバーステイ。
翌朝、マドリードからUAEのドバイに到着するも航空便の都合でトランジットが上手く繋がらず、ドバイにオーバーステイ。
ドバイから、マレーシアのクアラルンプールに到着するも、次のトランジットは20時間以上後のため、一時入国。

そして、ついに日本に帰ってきました。
その行程も楽しかったので、いいんですけどね。笑
アメリカ、シアトルの大学で始まった留学生活。
思っていたよりも、よい成績を残して、英語環境での生活も問題なく送れて、
さらなる挑戦がしたくて、自分独りで生きていけるのかを知りたくて始めた旅。
あまり『留学』としてロールモデルとは言えないものかもしれません。

ただ、私の選んだ道だからこそ得られた経験や知識、そして自信は数知れずあると思います。
留学に行くまでは、『日本』に『日本人』として生まれ、『日本語』を母国語とする自分があまり好きではありませんでした。
ただ、帰国したときには、その真逆の気持ちを持つようになりました。

私は、必ずしも海外に出ることが良いことだとは考えません。
ただ、そうすることで得られるものはあると自信をもって言えます。
みなさんの一度きりの人生が、後悔のないものになることを心より願っています。