マルタ留学

公用語に英語が含まれていますが、地中海では珍しいことです。イタリアのシチリア島の南に位置しているため、ヨーロッパ各国からアクセスしやすく、イギリスの元植民地で英語圏であるという特色から欧米諸国からの留学生が多い地域です。また、中東、南米、アジアなどからもバランスよく留学生が集まる国のため、国際色豊かなエリアで留学をしたい方にもおすすめです。

美しい地中海に位置するマルタでは、深い歴史や年間を通して暖かい気候を楽しむことができます。ヨーロッパに住んでいる人々の旅行先、また、リゾート地としても人気があります。語学学校の中には「語学+リゾートや観光を満喫！」というコンセプトを持っている学校もあるため、日本とかけ離れた非日常的な留学をしたい方にもおすすめです。また、ヨーロッパ各地と距離が近いマルタでは、週末や長期休暇を利用して違う国へ旅行をすることも魅力です。

有名な最高級リゾート地であるマルタでは、世界のセレブリティが別荘を持っていたり、一国の女王様が旅行で訪れたりします。最高級リゾート地と称される理由として、「街並みの美しさ」や「綺麗な海に囲まれた景観」が挙げられます。また、マルタには街自体が世界遺産として指定されている首都のバレッタや世界最古の巨石神殿など、歴史的な建造物や深い歴史があります。そんな神秘的な国、マルタでは背景にロマンを感じることができます。

マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3つの主要な島からなるマルタと日本との時差は1時間となり、サマータイムを実施しています。

マルタは小さな島国ですが、首都が世界遺産になっており、教会や神殿、美術館、大聖堂などの歴史的建造物が数多くある貴重な国です。また、旧ソ連とアメリカの東西冷戦が終結した場所としても有名です。

バレッタ市街（1980年登録・文化遺産）

人口1万人に満たないマルタの首都バレッタは、街がまるごと世界遺産に指定されています。マルタは紀元前から第二次世界大戦に至るまでに多くの歴史的な大戦に巻き込まれた歴史があり、昔からの伝統的な建造物が今もそのままの姿で残っているため、街全体が世界遺産というのもうなずけます。中には大きな被害に遭い、まだ修復ができていない建造物もありますが、その外観からは威厳を感じさせられます。また、建物は全てマルタストーンで作られており、美しく統一された街並みも魅力です。特に有名なのは、16世紀に建てられた聖ヨハネ大聖堂です。

ハル・サフリエニ地下墳墓（1980年登録・文化遺産）

パオラで発見された紀元前2,500年頃の世界で唯一の地下墳墓です。1902年に発掘された地下神殿では、地下は三層の構造になっており、各層ごとに部屋があります。石灰像や天井画、壁画が存在し、観光名所としても人気ですが、非常に古い文化遺産ということから、1日あたりの観光客が70人までと制限されています。そのため、訪れる際には事前の予約が必要です。

マルタの巨石神殿群（1980年及び1992年登録・文化遺産）

20世紀までにおよそ30もの巨石神殿が確認され、そのうちの6つの神殿が世界遺産として登録されています。これらの巨石神殿は全てマルタ島とゴゾ島で見つかった人類で最古の石造建築物です。1980年の一度目の登録でジュガンティーヤ神殿、1992年にハジャール・イム神殿、イムナイドラ神殿、ムナイドラ神殿、タルシーン神殿が追加の登録となりました。 ※ユネスコ登録情報の2016年データより。

地中海性気候のマルタ。日照時間はヨーロッパ内でも最高レベルで、年間を通して過ごしやすい気候です。