トロント留学体験記~留学中だけど、カレー食べたい!!~

留学中、一番の悩みといっても過言ではない、食の悩み。
食の違いは思った以上にストレスを与えます。

例えば、留学始めのホームステイでの生活。
私のホームステイ先は生粋のカナディアンでした。
ネイティブではないホームステイ先のお友達からは、「いいなぁ~」なんて声も聞きますが、当時の私は逆にフィリピン系や韓国系のホストファミリーが羨ましくてしょうがなかったです。

朝、コーヒーメーカーにコーヒーが入っていて、朝ごはんはシリアル。
フルーツはテーブルの上にいつでもあったので、リンゴやバナナなどとシリアルを食べて学校へ。

お昼。
ホストマザーは私にいつもサンドウィッチを作ってくれるのですが、殆どがピーナッツバターやジャムを塗った食パン。
そしてチョコ系のスナック。(スニッカーズみたいなもの)
そしてバナナとオレンジジュース。

そして夜。
1週間のうちの半分くらいはポークステーキにグレイビーソース、そしてマッシュポテト。
ピザも多かったですね。

朝やお昼は特に質素に感じましたが、ホスト先の息子さんも同じものを食べていたので、何も文句は言えず…。
ご飯ものや魚がお弁当箱に入っているアジア系のホストファミリーの食事を食べているお友達を見ながら、いっつも羨ましい眼差しで見ていた私。
心優しい友人はたまにおすそ分けをしてくれましたが、私が経験したこのメニューが欧米のスタンダードなんですよね。
週末はいつもより豪華になることが多かったですが、人生で一番たくさんのマッシュポテトを食べた時期だったと思います。笑

お引っ越し後。
やっと自分の好きなものが食べれる!!
と思ったんですが、実際にシェアハウスに引っ越しをして気がつきました。

食材の入手が難しい!!

韓国街や中華街に行けば日本の調味料や日本料理で使うお野菜などが買えますが、調味料はとっても高い…。
いかに韓国や中国の調味料を使いこなせるかもとても重要なことに気がついた私。

気がつけば中華料理や韓国料理、イタリアンなど色々な料理が作れるまでに上達!!
英語力よりも上達したんじゃないかって位。笑

各国の本場の料理が食べれることがとても楽しいトロント生活。
私の舌もだんだんインターナショナルになってきたと思います。笑
そして思ったこと…

インドカレー食べたい!!

普通に外食すれば良いのですが、外食はやっぱり高い。
となると作っちゃえ!!という発想になっていた当時の私は、ルームメイトと一緒にリトルインディアへ♪

リトルインディアは、Gerrard StreetのCoxwell AvenueからGreenwood Avenueにある小さな街です。
Greenwood、またはCoxwellからバスを使って南に行けばすぐ有ります。

★初めてのリトルインディアでのお使い★

もちろんインド料理なんか作ったことがない私は何を買えば良いのかも全く分からず。
ここである作戦を!!

地域密着型の小さなお店を狙って、まず店員さんと仲良くなる。
そしてその店員さんから、どのスパイスを買えば良いかアドバイスを貰う!!

完璧!!

リトルインディアに到着して、街をプラプラ…。
大きなスーパーもあるんですが、私が目指したのは小さな八百屋規模のお店。
狙い通りのお店を発見し、突入!!
これ嘘のような本当の話なんですが、お店に入るだけでスパイスの影響で目がシパシパするんですね。笑
臭いも強烈です。

さて、早速暇そうにしていた店員さんへ話しかける!!
インドカレー作るのはじめてなんだけれど、どのスパイス買ったら良いかな?
と聞く私。
任せておけ!と言わんばかりの店員さん。
こっちだよ、と案内されて、「君にはこれがピッタシだ」と渡されたもの。

レトルトカレー!!

…。
いやいや、私が求めているのは…。
たぶん彼的に、美味しいインド料理を食べるための適切なアドバイスだったのでしょう。笑

それでも折れない私。
そのレトルト商品の裏にある成分表に注目。
そこの成分表に書いてあるスパイス+面白そうなスパイス2つを全部購入しました。

リトルインディア

家に帰って早速実践♪
美味しいと呼べるものを作れるまでかなりの回数を費やしましたが、海外生活中にまさかのインド料理を作れる様になった私。
これもまた留学中の良き思い出です★


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