留学の醍醐味の1つ、観光!!
その土地の特徴や文化を知る上でとっても勉強にもなる観光ですが、今日はトロント留学でおすすめ観光地であるカサロマをご紹介!
カサロマ(Casa Loma)
カサロマはトロントのミッドタウンにあるプライベートキャッスルです。
カサロマを知るためには、まずカサロマができた背景などを知るとより面白くなります。
20世紀の始め、ヘンリーさんというとってもとってもお金持ちの方がカナダにいました。
プライベートキャッスルという名の通り、カサロマは個人のお城です。
個人でお城を建設できちゃう位お金持ちのヘンリーさん。ナイアガラの滝を使った発電で巨額の富を得た大富豪です。
ヘンリーさんが本気出して家を建設するとこうなる!みなたいな感じでしょうか。笑
家にしてはその巨大すぎるプロジェクトですが、総工費はなんと350万ドルと言われており、日本円に換算すると3億5千万円。
1900年初頭のこの価格で、日本は銭の単位を使ってた事を考えるとこの金額がとてつもない事が分かると思います。
きっと当時のどこかの国の国家予算に匹敵しそうな額ですね。
300名もの労働者を動員して完成までにかかった年数は、なんと3年。
98もの部屋があるこのお家。
当時のカナダで最大の個人宅と言われていました。
事業で大成功をおさめ、壮大過ぎる家を建設し、まさに成功者への道をしっかりと歩んでいるかに見えたヘンリーさん。
第一次世界大戦中にトロントの家にかかる所得税は、年間600ドルだったのが、月1000ドルにまで急騰。
すでにアート(絵画など)で1億5千万と、家具で2500万円使っていたこともあり、この増税はヘンリーさんの懐にかなり打撃を与えます。
他にも様々な事情があっての財政難だとは思いますが、とても悲しい結末がヘンリーさんを待っています。
なんと、ヘンリーさんがこの豪邸に住んだ期間は10年以下。
1923年には手放してしまうことに…。
その後はホテルなど、様々なかたちで利用されてきましたが、今となっていはトロント市が運営して多くの観光者がおとずれる名所となっています。
そんな豪邸はどんなものなのか、写真でご紹介!
まずこの外観。
あいにくの曇り空の写真ですが、毎日帰る家がこんなお城だったらどんな気持ちになるんでしょうか。
お次はこの素敵すぎるお部屋。
椅子に座って読書とか最高の休日になりそうですね。
このピアノも実際に使われてたんでしょう。
こんなパーティールームがあったら、毎週のように友人を招待したくなりますね。
この美しすぎる庭園も見どころです。
プライベートキャッスルなので、ヨーロッパになるお城と比較するともちろん規模は小さいですが、王様とかではなくて個人でこれを所有していたというのが凄い所。
カサロマまでの交通ですが、公共交通機関がとても便利です。
Dupont駅から徒歩10分ほど。
半日ほどの時間を見ておくと良いでしょう。
ハリウッド映画でも使われる名所ですし、また運が良ければお偉いさんが立ち寄ることも!?
この時は、Queenが来ていると担当が言っていましたが、留学したての私はどこのQueenかは分かりませんでした…。