ニューヨークの治安

ニューヨーク留学希望者の中には、ニューヨークは治安が悪いというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。確かに日本と比べると、普段の生活の中で治安は悪いと感じてしまうこともあるでしょう。しかし、ニューヨークはイギリスの雑誌『エコノミスト』が発表する「世界の安全な都市ランキング」でベストテンに入る世界的に見ても安全な都市の一つです。

ニューヨークは2000年頃に比べ劇的に治安が改善しています。多くの方が想像する「ニューヨークは危ない!」「女性一人で地下鉄には乗れない!」というイメージは、2000年以前のニューヨークです。当時は危険なエリアにはタクシーさえ近づかず、地下鉄は無法地帯、全米でも最も治安が悪い都市の1つとして有名な街でした。しかし現在では、殺人・強盗・レイプといった凶悪犯罪は全米平均より少なく、殺人に関しては2000年頃の3分の1になりました。

それでも犯罪の多い地域や注意しないといけないことがあるのも事実です。

安全で素晴らしい留学生活を送るためにもしっかりと治安について理解しておくことが重要です。

今回はニューヨークの治安について紹介しますので、参考にしてください。

【治安の悪い地域について】

・ハーレム:治安が良くなってきてはいますが、低所得者層も多く125丁目付近以外は歩かない方が良いです。
・イーストビリッジ:レストランなどが多くあり治安もかなり良くなりましたが、Avenue Cより東の地域は治安がまだ良くありません。

ハーレムとイーストビリッジの二つの地域をご紹介しましたが、これらの地域を含め多くの地域が昔に比べると治安が改善し必ずしも危険な場所ばかりではなくなりました。しかし必ずしもその地域全部が安全とは限らないので事前に情報を集め危険なところには近寄らないことが重要です。

これらの地域以外にも注意していただきたい地域は、マンハッタンの中心地であるミッドタウンです。人通りも多くイベントなどがある有名な地域ですが、実は観光客を狙ったスリや窃盗や強盗が多発しておりニューヨーク内で最も犯罪が起こっている地域でもあります。訪れた際には人が多くいるし有名な場所だからと気を抜かず、注意してください。

最後に一つ覚えておいていただきたい大切な事は、人通りが少ない道と夜道はどの地域でも危険が増すので可能な限り避けることが大切です。

【多い犯罪】

犯罪の種類別発生件数(2015年9月現在の情報)を見ますと泥棒・強盗が多い傾向にあり特にスリや置き引きの被害に遭うことが多いです。近年は財布以外にも換金性の高いスマートフォンやPCや携帯ゲームなども狙われるケースが増えています。日本人がついやってしまいがちな行動が狙われるので注意が必要です。

対策を下記の【注意する事】に書きましたので併せてご覧ください

【注意すること】

・人通りの少ない道や場所は避ける
・行動がおかしい人、浮浪者と思われる人などの怪しい人とは目を合わせず離れる。電車に乗っている場合は車両を移る。
・エレベーターに知らない人と二人だけで乗らない。
・ミッドタウンなどの繁華街で人が多くても安心せずに周囲に気を配る
・人前で大金を見せない。
・できるだけ現金を持ち歩かずカードを使用する。
・夜間は出歩かないようにする。
・現地の文化やルール、マナーを学び守る(守らないとトラブルになり犯罪に巻き込まれる事があります。)
・歩きながらケータイの操作やゲームはしない(スリや置き引きに狙われやすいです。)
・カフェなどで机の上にスマートフォンを置き放しにしない。ちゃんと身につけておく。(スリやひったくりに狙われます。)
・悪用防止のためにスマートフォンにはロックをかけておく。
・万が一の時にスマートフォンを捜索できるサービスやデータを遠隔で消去できるサービスに加入しておく。

以上が犯罪に巻き込まれないために注意することです。観光と違い留学する場合は滞在期間が長く、慣れてくるとこれらの注意点を忘れてしまいがちです。最高の留学にするためにも常に忘れず注意を払うことが大切です。

どんな些細な事でも、疑問や不安がございましたらお気軽に留学カウンセラーにご相談ください。留学カウンセラーに相談して疑問や不安を解消することが最高の留学への近道です。

※ニューヨークの都市情報

自由の女神


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