~トロント留学お役立ち情報~公共交通機関について~
海外に飛び立ち、まず初めに困る事、それは公共交通機関だと思います!
ここではトロントの公共交通機関について詳しくご紹介していきます。
■TTC (Toronto Transit Commission)
トロントの留学生活でメインに使う公共交通機関が、TTCと呼ばれる交通機関です。
TTCは地下鉄、バス、路面電車を運営しており、トロント市内を網羅しています。その規模はニューヨーク、メキシコシティーに次ぐ3番目の規模と言われています。
1. 地下鉄(電車)
電車は全部で4本のラインが通っています。地下鉄地図を見るととても分かり易いですね。
まず黄色のラインが、Yonge-University-Spadina Lineと呼ばれています。そして、横に走っている緑色のLineが、Bloor-Donforth Line、そして黄色ラインのSheppard駅から右に出ている紫色が、Sheppard Line、そして右端にあるのがScarborough Lineです。
さすが大都市だけあって公共交通機関はしっかりと整備されていますね。
また、寒い都市ですので、地下鉄なのはとても嬉しい事。外にある駅もありますが、殆どが地下に駅があるので冬も安心です。
2. バス
トロント市の端から端まで網羅しているのが、このバスです。
駅から近い物件は家賃が高かったりするので、多くの方がバスを利用します。ホームステイ先でもバスを使う所が多いですね!
各駅からたくさんのバスが出ており、バスルートを地図化すると細かすぎて地元民でも覚えられないほど…。
バスに関しては時刻表があり、本数の多い所では5分に1本、少ない所では20分に1本バスが出ています。
最寄りのバスの来る間隔や、最終の時間はしっかり覚えておきたいですね。
時刻表はこちらから検索できます!
乗るバスの番号から検索して覚えておくととても便利です。
ただ、こちらの時刻表、時間通りに来ない事が殆ど…。路線によって変わってきますが、平均的にどれ位遅れて来るのかは知っておいた方が良いです。
3. 路面電車
主にダウンタウンで走っている路面電車。路面電車が現役で運航している数少ない都市である事から、路面電車はトロントの名物にもなっています。Spadina通りの路面電車は専用の路線があるので渋滞知らずですが、Queen通りの路面電車は一般車両と同じ道にあるので良く渋滞します…。
こちらも時間には余裕を持って利用しましょう!
■利用システム
バスや電車、路面電車など、日本でも馴染み深い公共交通機関ですが、利用システムが大きく違います。
初めてトロントを訪れた人が混乱するその違いとは…
1.料金が一律
そうなんです。どこまで乗っても料金いっしょなんです。
例えば1駅乗っても、トロントを端から端まで行っても料金は一緒。距離で幾ら、という考えではなく、1回あたりの運賃と考えると分かり易いですね。
この一律料金の考え方により、さらに難しいのが乗り換えシステム…。それは2番でお話しましょう。
2.乗り換えシステム
1回の移動であれば、無料で乗り換えができるシステムになっています。
例えば、地下鉄からバス、バスからストリートカーなど、目的地に行くまでであれば無料で乗り換えができるようになっています。
その場合は、必ずTransferと呼ばれる、乗換券のようなものをもらわなければいけません。
地下鉄の場合は、改札の近くに必ずTransferと書いてある赤い自動発券機が設置されています。バスやストリートカーについては前払いなので、料金を払った際に運転手に貰いましょう。料金を支払った際に、「Transfer please」といえば大丈夫です。
そして乗り換えの際に、入手したTransferを見せれば無料で乗り換えができます。
3.バスや路面電車ではおつりが出ない
おつりが出ないとかビックリしますよね。
これも留学生が混乱するトロントの常識。バスや路面電車には両替機は設置されていません。必ずピッタシで支払いをしないと損をしてしまうので注意です。
4.定期券は買ったその日から有効ではない
これも混乱するポイント。日本では買ったその日から1ヶ月などの期間が決められますね。
トロントでは1ヶ月の定期券(マンスリーパス)、1週間の定期券(ウィークリーパス)、1日の定期券(デイパス)が発行されています。
マンスリーパスは毎月1日から月末まで、ウィークリーは月曜日から日曜日まで、デイパスはその日限りとなっています。
どれだけ公共交通機関を利用するかによって、どの定期券がお得かを考えて購入すると良いですね。
・各定期のお値段
デイパス:11.50ドル
ウィークリーパス:40.75ドル
マンスリーパス:141.50
※2015年8月時点での情報です。
当社の現地オフィスでは割引定期券の予約販売を行っているので、トロントへ長期で留学の方はぜひ、ご利用くださいね。
■運賃について
1回の乗車:3ドル
TOKEN(回数券のようなもの):3枚8.40ドル 7枚19.60ドル
※定期券の料金は上記をご参考くださいね。
トロントの公共交通機関は日本とは違い、時間通りにはあまり来ません。
時間通りに電車やバスが運行しているのは日本だけといっても過言ではないので、海外に行った時には広い心を持って利用すると良いでしょう。笑
それでもトロントは他の都市と比べて非常に優秀な公共交通機関が通っていますので留学生活も安心です。
日本との違いも多い公共交通機関ですが、分からない事があれば現地スタッフにいつでもご相談くださいね。